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ゴルフの醍醐味!ルールや戦略で勝つマッチプレー完全ガイド

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こんにちは。
ひろびろLife運営者の「golf30」です。

先日、友人たちと久しぶりにマッチプレー形式でラウンドしてきたのですが、普段のストロークプレーとは全く違う緊張感にシビれました。
たった1ホールの勝ち負けで一喜一憂するあの感覚は、ゴルフの原点を感じさせてくれますね。

でも、いざやってみると「これってどうなるんだっけ?」とルールで迷う場面も意外と多いものです。

ゴルフのルールにおけるマッチプレーは、ストロークプレーとはペナルティの重さや進め方が根本的に異なります。

初心者の方や、これから競技に出てみたいと考えている方が、自信を持ってティーグラウンドに立てるよう、勝ち方や覚え方のコツを分かりやすく整理しました。

この記事を読めば、勝敗の決まり方や特有の用語、そして心理戦で優位に立つための考え方がしっかり身につくはずですよ。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。

  • マッチプレー特有の勝敗の決まり方とスコアの数え方
  • ストロークプレーとは決定的に異なるペナルティの知識
  • コンシード(OK)や打順を戦略的に活用する心理戦のコツ
  • 実力差があっても楽しめるハンデ差の計算方法と適用ルール

基礎から学ぶゴルフルールマッチプレーの基本

マッチプレーを存分に楽しむためには、まずその構造を正しく理解することが大切です。
ここでは、基本となる考え方から用語の意味まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきますね。

マッチプレーとは何ですか?用語と基本ルール

マッチプレーとは、18ホールの総打数を競うのではなく、1ホールごとにどちらが少ない打数で上がったかを競う形式のことです。

ゴルフの歴史をたどると、実はこの形式こそが最も古い遊び方だと言われているんですよ。
目の前の相手と1対1で戦う、まさに「決闘」のようなスリリングさが魅力ですね。

基本ルールとしては、そのホールで打数が少なかった方が「そのホールの勝ち」となります。
もし同じ打数であれば引き分け、これを「ハーフ」と呼びます。

まずはこのシンプルな構造を頭に入れておきましょう。
専門用語もいくつかありますが、使いながら覚えていけば大丈夫ですよ。

例えば、自分が相手より1ホールリードしていれば「1アップ」、逆に負けていれば「1ダウン」と言います。
この「差」だけでゲームが進んでいくのがマッチプレーの面白いところです。

スコア管理から人間同士の戦いへ視点が切り替わるゴルフのマッチプレーの醍醐味を解説したスライド
視点を変えればゴルフはもっと熱くなる!「人間同士の戦い」の始まり

ストロークプレーのように「今日全体のスコアがいくつか」という視点ではなく、今このホールの目の前の相手にどう勝つか、という点に全神経を集中させることになります。

これが、マッチプレーが「メンタルゲーム」と呼ばれる所以ですね。

プロの大会でも、ライダーカップやプレジデンツカップといった対抗戦でこの形式が採用されており、普段は穏やかなプロたちが熱くなる姿は見ていて本当にワクワクします。

アマチュアの私たちでも、月例会や友人同士の握り(もちろんコーヒー一杯とかですよ!)で取り入れると、いつものコースが全く別の顔を見せてくれます。

ルールは少し独特ですが、一つ一つ紐解いていけば決して難しくありません。
まずは「相手より少なく打てば勝ち」というシンプルな原則からスタートしましょう。

1ホールを1つの独立したゲームとして捉えミスを即座にリセットするマッチプレーの思考法
15打叩いても1敗なだけ!次のティーで再びスクエアに戻れる強み

知っておきたい基本用語
アップ (Up):相手より勝っているホールの数。
「2アップ」なら2ホール分リードしているという意味です。
ダウン (Down):相手より負けているホールの数。
「1ダウン」なら1ホール追いかけている状態ですね。
オールスクエア (AS):勝ち数が同じで並んでいる状態。
スタート時はみんなこの状態から始まります。
ハーフ (Halved):そのホールの打数が同じで引き分けること。
どちらにも勝ち負けがつかない平穏な状態です。

ストロークプレーとマッチプレーの違いは何ですか?

最も大きな違いは、「たった一度の大叩き」が致命傷にならないことかなと思います。

ストロークプレーだと、1ホールで池に2回入れて10打叩いてしまうと、その日のスコアは絶望的になりますよね。
その後のプレーが上の空になってしまった経験、私にもあります。

でもマッチプレーなら、どれだけ叩いても「そのホールの負け(1ダウン)」で済むんです。
極端な話、15打叩しようが100打叩こうが、そのホールを落とすだけで、次のホールへ行けばまたフラットな状態から新しい勝負が始められる。

この「区切り」の良さが、精神的な負担を軽くしてくれる一方で、より攻撃的なプレーを可能にしてくれます。
逆に言えば、相手がミスをした時にいかに隙を見せないかという対人プレッシャーが重要になるのが、マッチプレーならではの特徴ですね。

ストロークプレーとマッチプレーの勝敗基準やペナルティ、対戦相手の違いをまとめた完全比較表
決定的な違いはここ!管理のゴルフから決闘のゴルフへ

また、ペナルティの扱いも大きく異なります。
ストロークプレーでは多くの違反が「2打罰」となりますが、マッチプレーでは「そのホールの負け(一般の罰)」となるケースが多いんです。

これは、マッチプレーが「そのホールをどちらが取ったか」を争う競技だからですね。

誤球をしてしまった、あるいはアドバイスを求めてしまった、といった重大なルール違反は、その瞬間にそのホールが終わってしまうほどの重みがあります。

だからこそ、相手の動きをよく見ること、それと自分もルールを守ることが、ストロークプレー以上に求められるんです。
「コースとの戦い」がストロークプレーなら、マッチプレーはまさに「人間同士の戦い」。

チェスや将棋のように、相手の心理を読み、自分の感情をコントロールする高度な知的ゲームと言えるでしょう。
この違いを理解すると、ゴルフというスポーツの奥深さがより一層感じられるようになりますよ。

比較項目 マッチプレー ストロークプレー
勝敗の決め方 勝ったホールの数(ポイント制) 18ホールの合計打数(累積制)
ミスへの影響 そのホールのみで完結。切り替えが容易 ラウンド全体に響き、取り返しがつかないことも
心理的対象 目の前の対戦相手との駆け引き 自分自身とコース、およびフィールド全参加者
ペナルティの基本 「そのホールの負け」が一般的 「1打罰」または「2打罰」の累積

ホールごとの数え方と勝ち方の仕組みを解説

マッチプレーでの勝ち方は、相手よりも多くのホールを奪うこと、これに尽きます。
スコアカードには打数を書くこともありますが、基本的には「1UP」「2DOWN」のように、相手との差を記録していきます。

最終的な勝ちの決まり方も独特で、「リードしているホールの数」が「残りのホールの数」を上回った瞬間に終了となります。
例えば、残り2ホールで3アップしていれば、相手が残り全部勝っても追いつけないので、その時点で勝ちが決まるわけです。

これを「3&2」と表記しますが、18ホールを完走せずに決着がつくというのは、ストロークプレーにはないスピード感がありますね。
ここで重要なのが「ドーミー」という状態です。

勝っているホールの数と、残りのホール数が同じになった状態(例:残り3ホールで3アップ)を指します。
ドーミーになった側は、次のホールを引き分けるだけで勝利が確定するため、精神的に圧倒的優位に立てます。

逆に追いかける側は、1ホールも落とせない極限のプレッシャーの中で戦うことになります。
このヒリヒリするような感覚こそが、マッチプレーの勝ち方の醍醐味です。

また、マッチプレーには「引き分け(オールスクエア)」で終わる場合と、決着がつくまで延長戦を行う場合があります。
これは競技の規定(ローカルルール)によりますが、延長戦は通常1番ホールからサドンデス方式で行われます。

延長戦でも、後述するハンデ(打数調整)は同じように適用されるのが一般的です。

勝ち負けが決まった瞬間に、たとえ14番ホールであっても「お疲れ様でした!」と握手をして終わる潔さ。

その一方で、負けている側が最後まで諦めずに粘り、18番で追いついてオールスクエアに持ち込むドラマチックな展開。

どちらも、ホールごとに勝敗が決まる仕組みだからこそ生まれる美学ですね。
初心者の方は、まずは「今、何ホール差かな?」と数える癖をつけることから始めてみてください。

それだけで、一打の重みが劇的に変わってくるはずです。

決着がつかない場合の「エクストラホール」

もし18ホールを終えて勝負がつかなかった場合、競技によっては「エクストラホール(延長戦)」に突入します。

この際、1番ホールに戻ってプレーを続行しますが、打順は18番ホールの結果を引き継ぎます。
サドンデスなので、1ホールでも差がついた瞬間にマッチ終了。

この時の緊張感は、普段のゴルフでは絶対に味わえないレベルですよ。

5&4などの表記や結果見方のポイントを紹介

結果の表記には、「5&4」や「2&1」といった書き方が使われます。
この見方さえ覚えれば、その試合がどれくらい一方的だったか、あるいは接戦だったかが一目で分かります。

左の数字が勝ったホールの差、右の数字が残されたホールの数
を表しているんです。
「5&4(ファイブ・アンド・フォー)」であれば、「残り4ホールを残して5アップで勝負あり」という意味。

つまり、14番ホールが終わった時点で決着がついたということになります。
かなりの圧勝ですね。

ゴルフのマッチプレーのスコア表記3アンド2の意味と、逆転が不可能になる決着の仕組みを図解したスライド
逆転不可能で決着!「3&2」の意味と追い込まれるドーミーの心理

逆に最終18番ホールまで行って決着がついた場合は、「1UP」や「2UP」といった書き方をします。
「1UP」は18番を終えて1ホール差で勝った状態、「2UP」は17番を終えて1アップだった人が18番も取って差を広げて勝った状態を指します。

プロの試合結果を見る時も、この見方を知っているとより楽しくなりますよ。
極端な例では「10&8」なんていう記録も歴史上にはありますが、これはもはや事件レベルの差ですね。

このスコア表記の奥には、実は深い戦略の跡が隠されています。

例えば「3&2」という結果だったとしても、序盤はボコボコに負けていたけれど後半に猛追してここまで粘ったのか、あるいは最初から安定してリードを保ったのか、スコアカードを詳しく見ればそのドラマが浮き彫りになります。

マッチプレーの結果の見方は、単なる数字の羅列ではなく、二人のプレーヤーがどのように精神を削り合ったかの記録なんです。

皆さんも、自分のプレーを後で振り返る時に「このホールでアップしたから、次の表記はこうなったな」とイメージしてみてください。

自然とマッチプレーのリズムが身について、試合運びが上手くなっていくはずです。
ちなみに、トーナメントの表彰式などで「〇対〇」と表示されているのも、このホールの勝ち数をベースにしたポイント表記であることが多いですね。

用語に慣れてくると、ゴルフニュースの見え方もガラリと変わりますよ。

スコアカードの書き方とペアの組み合わせ

公式な競技では、自分のスコアだけでなく、マッチの状況を逐一メモしておく必要があります。
基本的には、どちらが勝ったかを「+(勝ち)」「-(負け)」「0(引き分け)」といった記号で管理するのが一般的かなと思います。

ストロークプレーのように合計を出す必要はありませんが、どちらがオナー(先に打つ権利)かを間違えないためにも、ホールの勝敗を明確に記録しておくことが不可欠です。

また、チーム戦としての組み合わせも多彩です。

フォアボールとフォーサムのプレースタイルや戦略、チームの役割分担の違いを解説した図解スライド
どっちで遊ぶ?戦略的なフォアボールと、絆が試されるフォーサム

2対2で戦う「フォアボール」は、4人がそれぞれ自分のボールを最後までプレーし、チーム内の「良い方のスコア」を採用して相手チームと競う形式。
これは攻める人と守る人の役割分担ができるので、非常に戦略的です。

一方で「フォーサム」は、1つのボールを二人で交互に打つ形式。
パートナーがミスした場所から自分が打つことになるため、信頼関係と「ごめんね!」の精神が試される、最も過酷で、かつ絆が深まる組み合わせと言われています。

特に「フォアボール」は、一人が大叩きしても、もう一人がパーを獲ればチームとしてはパー。
初心者の方でも、上手な人と組めば足手まといになりにくく、マッチプレーの楽しさを存分に味わえるので本当におすすめです。

組み合わせによって戦略は180度変わります。

一人の時は「自分がミスしないこと」が最優先ですが、ペアの時は「パートナーに楽をさせること」が勝利への近道になる。
この協力プレーの妙も、マッチプレーが多くのゴルファーに愛される理由の一つですね。

スコアカードの余白に、その時のペアの状況や「ここでパートナーが助けてくれた!」といったメモを残しておくと、後で見返した時に最高に楽しい思い出になりますよ。

ルールの詳細については、公的な情報源である(出典:日本ゴルフ協会『ゴルフ規則』)も参考にしてみてください。
最新の規則を知ることは、ペアを組む相手への最高のリスペクトにもなります。

勝利を掴むゴルフルールマッチプレーの戦略

ルールを覚えたら、次は「どう勝つか」という戦略の話です。
マッチプレーは心理戦の要素が非常に強く、ルールを知っていること自体が強力な武器になります。

ハンデ差を計算して不公平をなくす方法

実力差がある相手とも対等に戦えるのが、ゴルフの素晴らしいところですよね。
マッチプレーでハンデを適用する場合、基本的には「二人のコースハンディキャップの差」を算出します。

マッチプレーにおけるハンディキャップ差の算出方法と、ストロークインデックスへの具体的な配分手順
実力差が面白さに変わる!ハンデをもらう側・与える側の戦い方

例えば、私のハンデが15で相手が8なら、その差である「7」が私に与えられるハンデとなります。
この7打分を、コースの難易度(ストロークインデックス)が高い順の1番から7番までのホールで1打ずつもらう仕組みです。

このホールでは、私がボギー(5)で相手がパー(4)でも、ハンデのおかげで「引き分け(ハーフ)」に持ち込めるんです。
これ、もらう側にとってはかなり心強い味方になります。

逆にハンデを与える側(上手な人)は、ハンデホールでは「相手はボギーでもパー扱い」という前提で攻めなければなりません。
つまり、実質的にバーディを狙いに行かなければ勝てないホールが出てくるわけです。

このプレッシャーが、上級者をも苦しめるマッチプレーの面白さですね。

もし自分のハンデが分からない場合は、100切りを目指す過程で平均的なスコアを把握しておくことも大切ですね。
自分の現在地を知ることで、適正なハンデ交渉もできるようになります。

計算方法は2025年現在、世界共通の「WHS(ワールドハンディキャップシステム)」に基づいています。
これにより、どのコースに行っても公平にハンデを算出できるようになりました。

ただし、数値はあくまで一般的な目安ですので、公式な競技の際は必ず所属クラブやJGAの規定を確認するようにしましょう。
戦略としては、ハンデをもらっているホールでは「とにかく大過なく上がる」ことが最優先。

相手に「自滅してくれないかな」と思わせるような粘り強いプレーができれば、勝利はぐっと近づきます。
逆にハンデを与える側は、ハンデのないホールで確実に勝ちを拾い、ハンデのあるホールは「引き分けでOK」と割り切る心の余裕が勝敗を分けます。

このあたりは、技術以上に「自分のゴルフをどうマネジメントするか」という知恵比べになりますね。
ハンデを正しく使いこなして、年齢や性別を超えたガチンコ勝負を楽しみましょう!

ハンデ適用のポイント
ハンデをもらうホールでは無理をせず、確実にボギーやパーを狙うのが鉄則。
相手のミスを待つ余裕が生まれます。

・相手は「バーディを獲らないと勝てない」という無言のプレッシャーを感じ、勝手に崩れてくれることも多いですよ。

マッチプレーでOKとは何ですか?定義を確認

いわゆる「OKパット」ですが、正式には「コンシード」と呼ばれます。

相手のボールがカップに非常に近く、次で確実に入ると思われる時に「そのパットはOKです」と宣言する行為です。
マッチプレーにおいて、このOKはいつでも出すことができますし、一度出したOKは絶対に撤回できません。

ゴルフのマッチプレーにおけるコンシードの定義と、不用意なボールの拾い上げに対する罰則ルール
一度出したら撤回不可!不用意な「お先に」での自滅を防ごう

たとえ相手が「練習のために打ちたい」と言って打って外したとしても、OKを出した瞬間にその打数でホールアウトしたとみなされます。
これは相手を守るためのルールでもありますね。

逆に言えば、相手から言われるまでは勝手に拾い上げてはいけない、というルールを忘れないでください。
「当然OKだろう」と思って拾い上げたのに、相手が沈黙していたら……。

それは「ボールを動かした」ことによるペナルティが発生し、最悪そのホールの負けに繋がります。
また、パットだけでなく「そのホールの負け」を認めることもコンシードの一部です。

例えば、ティーショットがOBで、打ち直しもまたトラブル。

一方で相手はピンそば2メートルにパーオンしている。
そんな時、これ以上打っても勝てる見込みがないなら「このホールは負けました」と潔く宣言して、次のホールへ気持ちを切り替えることができます。

これは時間の節約だけでなく、無駄な体力と精神力の消耗を抑えるための立派な戦略です。
さらに上級編としては、「マッチ全体の負け」を認めることも可能です。

体調が悪くなった場合や、あまりの実力差に心が折れた(?)場合などですね。
コンシードは、単なるマナーや時短の手段ではなく、マッチプレーにおける「降参」の意思表示です。

言葉選びも重要で、「OK!」「入りました!」「いいですよ」など、相手に明確に伝わるように言うのがトラブルを防ぐコツです。
曖昧なジェスチャーだけだと、後で「言った・言わない」の論争になりかねません。

清々しく、かつ明確に。

それがマッチプレーをスマートに楽しむゴルファーの嗜みですね。

コンシードに関する「取り消し不能」の原則

規則3.2bにより、一度与えられたコンシードは拒否することも、後から取り消すこともできません。
もしあなたがOKをもらった後に「練習させて」と打って外しても、スコアは変わりません。

でも、外したところを見られると、次のホールから相手が「OK」をくれなくなるかもしれません。
そういった心理的な影響まで考えるのがマッチプレーの深さです。

お先にのルール違反と心理的な駆け引き

ストロークプレーでは推奨される「お先に」パットですが、マッチプレーでは注意が必要です。

相手から「OK」が出ていないのに、カップに近いからといって勝手に「お先に」と打ってしまうと、打順の間違いとして取り消しを要求されるリスクがあるからです。

「良かれと思って」やったことが、ルール上は相手に「今のなしにして、もう一回打って」と言わせる権利を与えてしまう。
特に、その「お先に」を外してしまった後に打ち直しを命じられたら、メンタルはボロボロになりますよね。

心理的な駆け引きとして、マッチプレーには「わざとOKを出さない」という戦術もあります。
序盤から中盤にかけて、1メートル程度の微妙な距離をどんどん「OK」して、相手に「痺れるパット」を打たせないようにしておきます。

そして、勝敗を分ける終盤の17番ホール。

同じような1メートルのパットを、今度はあえて「OK」せずに「打ってください」と促すんです。

マッチプレー序盤と終盤でOKの出し方を変え相手に心理的プレッシャーをかけるメンタル戦術
伝統の戦術「殺し文句としてのOKなし」!相手の手元を狂わせる駆け引き

相手は久しぶりに打つショートパットの緊張感に慣れておらず、手元が狂ってミスをする可能性が高まる……。

これは「殺し文句としてのOKなし」と呼ばれる、マッチプレーの伝統的な戦略の一つです。
ちょっと意地悪に聞こえるかもしれませんが、これもルールに則った立派な駆け引きなんですよ。

相手のパットのリズムをいかに狂わせるか、あるいは自分のペースをどう守るか。
不意のトラブルを避けるためにも、常に相手の反応を確認し、「打っていいですか?」と一言声をかけるクセをつけておきましょう。

そうすることで、無用なペナルティを防ぐだけでなく、相手との健全な緊張感を保つことができます。
「お先に」の動作一つにも、戦略が宿っているのがマッチプレーの恐ろしくも面白いところですね。

勝手にピックアップは厳禁!
「OKだと思った」は、マッチプレーの厳しい世界では通用しません。

もし相手がOKを出す前にボールを拾ってしまうと、1打罰を受けた上で元の位置に戻さなければならず、その動揺からホールを落とす原因になります。
相手の明確な言葉を確認するまで、ボールには絶対に触れない。これが鉄則です。

マッチプレーで打順を間違えたらどうなる?

マッチプレーにおける打順は非常に厳格です。

原則として「カップから遠い順」に打つわけですが、もし順番を間違えて先に打ってしまった場合、相手はそのショットを無効にして、打ち直しを要求する権利を持っています。

マッチプレーでの打順の厳格さと順番間違いに対して打ち直しを要求できる「リコール権」の解説
罰打はなくても精神的ダメージ大!「ナイスショット取り消し」のリコール権

これを「リコール(取り消し)」と呼びますが、罰打自体はないものの、その影響は絶大です。
何が一番怖いかというと、相手は「結果を見てから取り消すかどうかを決められる」という点です。

例えば、あなたが順番を間違えて打ったショットが、奇跡的にピンそば10センチにピタリと寄ったとします。
それを見た相手は、涼しい顔をして「今の順番が違うので、取り消してください。私の後に打ち直してください」と言えるわけです。

せっかくのナイスショットが無効になり、もう一度打ち直して同じ結果を出せる保証はありません。
逆に、あなたが順番を間違えて打った球がOBや池に入った場合、相手は「沈黙」を選びます。

何も言わなければそのショットは有効になるので、相手は労せずしてあなたのミスを確定させ、ホールを勝ち取ることができるんです。

相手の打順間違いに対し結果を見てリコールするか判断する戦略的合理性を示した図解
結果を見てから権利行使!相手のミスは確定させ、好結果だけを無効化する

なんて残酷で、かつ合理的なルール……。

だからこそ、マッチプレーでは常に自分が打つ順番かどうかを意識して、迷ったら「私の番ですか?」と必ず確認することが大切です。
特にグリーン上では、どちらが遠いか微妙な場面が多いですよね。

そんな時は「計測しましょうか」と提案するか、相手に先に打つよう譲るのが賢明な判断です。
逆に言えば、相手が順番を間違えて打とうとしている時、あえて指摘せずに打たせてみるというのも(ルール上は)アリですが、マナーとしては「私の番で

すよ」と教えてあげる方が紳士的かなと思います。

ただし、真剣勝負の場では、この打順の権利をどう使うかが勝敗の分かれ目になることも。
ルールを熟知して、自分の権利を正しく、そして効果的に行使することが、マッチプレーの達人への第一歩です。

ティーイングエリアでの打順も同様

前のホールを勝った人がオナーですが、もし間違えて負けた人が先に打ってしまった場合、これも相手は「打ち直し」を要求できます。

ナイスショットを打った瞬間に「今のは無しで」と言われる精神的ダメージを想像してみてください。
準備ができた人から打つ「レディーゴルフ」は、マッチプレーでは相手の合意がない限り認められませんので、十分注意してくださいね。

ゴルフルールマッチプレーの要点まとめ

ここまで、ゴルフルールマッチプレーの基本から戦略までお話ししてきましたが、いかがでしたか?

最後に大事なポイントを振り返っておきましょう。

ゴルフのマッチプレーで勝利するために守るべき「3つの掟」をまとめたマインドセット図解
技術以上にメンタルが鍵!勝利を呼び込む「決闘者」の3つの掟

マッチプレーは、1ホールごとの勝敗を積み重ねる「対人ゲーム」であり、心理的な駆け引きが勝敗を大きく左右します。
ストロークプレーとの違いを恐れる必要はありません。

むしろ「1ホール大叩きしても大丈夫!」というポジティブな仕組みを味方につければ、あなたのゴルフはもっと自由で、もっとエキサイティングなものになるはずです。

「OK」の出し方や打順の権利、それとハンデの活用など、ルールを知っているだけで有利に運べる場面がたくさんありますね。
何より大切なのは、激しい心理戦や厳しい勝負の中にも相手へのリスペクトを忘れず、清々しくプレーすることかなと思います。

試合終了後に相手と握手を交わしリスペクトを伝え合うマッチプレーの終わりの作法
戦いの後は最高の友!リスペクトを忘れない「終わりの作法」

握手を交わして終わるその瞬間に、「楽しかった、またやりましょう」と言い合えるのが、ゴルフという競技の品格(スピリット)ですから。

正確なルールや最新の規定については、常に(出典:日本ゴルフ協会(JGA)公式サイト)などで最新の情報を確認する習慣をつけておきましょう。
また、コンペやプライベートでの判断に迷った際は、そのゴルフ場の競技委員やマスター室に相談するのが最も確実でトラブルもありません。

自分たちだけで勝手に解釈せず、ルールブックという共通の言語を持つことで、ゴルフ仲間との信頼関係もより深まりますよ。
この記事が、皆さんの新しいゴルフの楽しみ方を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

さあ、次のラウンドはぜひマッチプレーを提案してみてください。
きっと、一打の重みと、ホールを奪い合う興奮に病みつきになるはずです。

それでは、素晴らしいゴルフライフを楽しんでいきましょう!

最終的な判断について
本記事の内容は一般的なルールに基づいた解説です。

公式なトーナメントや競技会においては、ゴルフ規則(R&A/JGA)に加え、その大会独自の「ローカルルール」が優先される場合があります。
不確かな場合は、必ずプレー前に委員会の指示を確認し、公式規則書を手元に置いておくことを推奨します。

最終的な判断は専門家や公式裁定に従ってくださいね。

執筆:ひろびろLife運営者 golf30

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